2012/09/04
閑話休題 ~自転車の運動効率~
先日も書きましたが、夏休みで少し体重が増えてしまいました。
ただ、なかなか休みに走れなかったので、普段は休日に乗る自転車を平日診療前の早朝か診療後の夜に乗るようにしてみました。
ここ二週間で6日間、一回一時間程度走っていました。
一時間と少しで走行距離約30km、消費カロリーは約1000kCalとなります。
ちなみに人間の体重1kgをカロリー換算すると7000kcalになります。
つまり基礎代謝+運動などで7000kcalを消費すると脂肪が1kg減るというわけです。日常生活では消費カロリーから摂取カロリーを引いた値が実際に体から減ったカロリーとなるので、1ヶ月に1kg減量しようと思うなら
(消費カロリー)-(摂取カロリー)=7000kcal
を達成すればよいことになります。
これは一日当たりに換算すると約230kcal、消費カロリーが摂取カロリーを上回ればよいことになります。
さて二週間走ってみたその結果ですが、体重は二週間で約2kgの減少となりました。仮に一ヶ月続けると4kg減少となる計算です。
そう単純にはいかないでしょうが、なかなか効率が良いと思いませんか?
以前にも書きましたが、自転車の運動効率は非常に高いものです。
例えばフルマラソン(42,195km)を走ると消費Calは約2400kcalですが、自転車で3時間程度走ると消費Calは約2700kcal。
同程度のカロリー消費ですが、運動強度は非常に差があります。
ランニングでは片足接地時に体重の2~3倍負荷がかかる、という研究もあります。自転車ではそうした負荷は殆どなく、身体への負担が非常に少ないのが特徴です。
フルマラソンをいきなり走るのは難しいですが、自転車で3時間はそれほど難しくありません。
これでまた一つ、自転車に乗る理由が増えましたかね。



