2013/03/23
静岡県口腔インプラント研究会に参加、講演
2013.03.20静岡にて行われた、静岡県口腔インプラント研究会に参加してきました。
私も理事をさせていただいているこの学会は、静岡県の臨床家を中心に30年以上前に発足した、非常に伝統のある学会です。インプラント治療が歯科医師にとっても一般的でない頃から、こうした学会を開催していたわけですから、当時の先生方の先見性には頭が下がります。
今年も午前に会員発表、午後には基調講演、教育講演が行われました。
教育講演では、愛知県歯科医師会医事紛争部の先生から、歯科治療におけるトラブルについてのお話がありました。特に近年インプラント治療に関するトラブルが増えている、とのことで、愛知県歯科医師会でもその対応強化に務めているそうです。
最も多いのは、術前にCTによる診断を怠ったために起こる事故だそうです。逆に言えば、事前にCT撮影を行い、正確に診断が出来さえすれば、事故は殆ど防げる、とも言えるでしょう。
事故を未然に防ぐ、当たり前ですが、そうした心がけがが大事であることを改めて実感させられる講演でした。
何事も100%というものは無いと思いますが、限りなくゼロに近づけることは可能だと思っています。CT撮影を含めた術前の精度の高い診断や治療計画、そしてそれを達成するための知識や技術など、書いてしまえば当たり前のことですが、そうした各スキルを今後も磨いていきたいと思います。

