2012/11/13
閑話休題 ~ロードに乗るためのモチベーション~
昔から、本や漫画など読みもの全般が趣味といえるほど好きです。
自転車に乗るようになっても、その日常は大きくは変わっていません。
ただロードバイクに乗るようになってから、本や漫画また映画でも特に自転車ものに目がいくようになりました。今回はその中で、気に入っているものを二つ紹介させていただきます。自転車に興味はあるけどあと一歩踏み出せないでいる、という方にもおススメです。
一つは映画「茄子~アンダルシアの夏~」
日本では馴染みの薄いロードレースを題材にしたアニメ映画です。
チーム同士のかけひきといった見どころも分かりやすくなっていますし、時間も一時間弱と息抜きで見るのにもちょうど良いです。
ちなみに主人公役の声優は大泉洋さん。主人公のキャラクターに通じるものがあるのか、隠れたはまり役です。
もう一つはイブニング連載中の漫画「のりりん」
自転車嫌い、車好きの主人公が、ロードバイクに惹かれていくというお話。非常に日常的、かつ初歩的な内容から詳しく書かれているので
とても読みやすく、かつわかりやすくなっています。
その中のワンシーン、今まで自転車と言ったらママチャリしか乗ったことのなかった主人公が、ロードバイクに乗った瞬間の感想が非常にリアルに描かれています。
「予感はあった
世界が一変した
さっきまでの日常とは 別の世界
その時には こいつは少し乗りにくいただの自転車だった
でも速度があがった途端 別の乗り物になった感じがした
俺の踏み込んでいる力が ダイレクトに推進力に変換される感覚
速くなればなるほど 車体は安定感を増し
この乗り物の棲むべき世界を明示する
回せ 回せ 回せ
(中略)
視界が狭くなる
でも周囲の状況は把握できている
そうでなきゃコレはやばい 生身をさらしてこの速度
自分の力だけでこんな世界に到達できる 恍惚感と全能感」
この二つを見ると、自転車に乗るモチベーションがとても上がるのです。
さて、明日はどこまで走ろうかな・・・。



