2021/07/12
こんにちは。院長の長谷川です。 前回のブログでもお伝えしましたが、当院では「咬筋に対するボツリヌス療法」を 行っています。自分自身でも行いましたので、今回はその経過を報告したいと思います。 施術後3カ月ほど経過しましたが、自分でもはっきり分かるほど食いしばりなどの「力」が 弱くなった実感があります。以前は起床時にアゴの疲れや歯ぎしりによる寝苦しさを感じること も多かったのですが、最近では以前よりもぐっすり眠れるようになり、また起床時にアゴの疲れ を感じることも減りました。 術前と3カ月後の顔写真を比較してみると、咬筋(矢印部)の筋肉が落ちているのが はっきり分かりますね。歯科治療における歯ぎしりなどの「力」による影響は非常に大きく、 重度であれば自身の「力」によって自分の歯が割れてしまい、歯を失うこともあります。 当院でもいくつかの方法で対応していますが、「力」に対する治療は非常に難しいです。 最も有効であろう「就寝時のマウスピース装着」は患者さん自身に委ねられるため、 歯科医師が実際に確認することは難しく、また違和感等もあり徐々に使わなくなってしまう こおとも少なくありません。 ボツリヌス療法は、そうした方にも非常に有効であると感じています。 二次的な効果ではありますが美容的観点から言うと、咬筋が弱くなる(=痩せる)ことで 「小顔効果」も伴います。 当院ではあくまで治療という観点で行っていますので術前診断が必要にはなりますが、 気になる方はスタッフまでお声がけ下さい。