2013/10/08
尾道から今治まで片道約70km、その全てが橋というわけではありません。前回も書きましたが、6つの島を橋で繋いでいるので、それ以外は一般道を走ります。しかしその一般道も島の海岸線を走るので、対岸に次の島が見えていたりと、橋以外の景色も非常に楽しめます。
いわゆる瀬戸内海の島々のイメージそのものでした。
さて肝心の橋ですが、思っていたほど距離は長くはありませんでした。
全行程70kmのうち15km程度でしょうか。ただし橋はいわゆる高速道路でもあるので、一般道よりも高い位置を走っています。そのため自転車レーンに入るためには、橋の前に必ず登りがあるのです。
流れとしては“ 島→登り→橋→下り→島→登り→橋 ” と、ひたすらこの繰り返しとなります。一つ一つの登りは高低差数十メートルとそれほどでも無いのですが、片道で橋を6回、往復で12回渡るため、合計は結構な距離になります。これが地味に効きました。
また思っていたよりも気温が高く、このダメージも後々響いていきます。
しかし秋の晴天下、湿度も高くなく、吹き抜ける風もとても気持ち良い絶好のコンディションでした。いつもと違う環境で走るのも楽しいですし、さすが聖地と呼ばれるだけのことはあると思いましたね。
また橋では観光客の方も多く見られました。島ごとにレンタサイクルのシステムがあり、それに乗っている人が多かったです。さらにもっと驚いたのは、その橋を徒歩で歩く人たちの多さです。子連れの観光客はもとより、地元の人たちがウオーキングのコースとして活用されていました。
尾道も今治もこのしまなみ海道を観光資源として活用を試みているのは知っていましたので、その試みはある程度成功しているように思いました。こうしたものを観光資源として活かし、地元の活性化につなげているのは大変素晴らしいと思います。
だからと言う訳ではありませんが、「しまなみ海道」ぜひオススメです。
ということで、尾道~今治往復140km 今回も無事完走することが出来ました。次回は家族か自転車仲間と、ぜひ再び訪れたいですね。
(続く)



